Nakuru ナクル湖国立公園


 ナクル湖国立公園は、ナクル市内のすぐ南に位置して、ナクル湖を取り囲み更に南側に延びたような形をしています。

 リフト・バレーのまっただ中にあるナクル湖は、何万何十万ものフラミンゴの群生であまりにも有名です。典型的なソーダ湖の一つで、アルカリ性の塩湖です。こんなソーダ湖にも特殊な藻、甲殻類、テラピアの様な魚が生息して、それらを餌として食べるより高等な生物の生命を育んでいます。

 湖の西側の小高いバブーン・クリフからは、湖が一望できます。そこにはハイラックスがいます。公園内の宿泊施設として、湖南方の Lake Nakuru Lodge と東側の見晴らしの良い Lion Hill Lodge の2つのロッジがあります。南北に一カ所ずつキャンプサイトもあります。


 湖の岸には車で近づくことは注意を要します。表面は乾いていても、その下はとても柔らかいのです。湖のそそぎ込む小川も両輪がはまれば、四駆であってもスタックします(実は、私もスタックした車を助けようとしてはまりました)。


 この公園は湖だけではなく、野生生物も見物です。東側には奇妙な形の植物 Euphorbia の森がありますし、最南端には滝もあります。1994年10月より、密猟(漢方薬のサイ角)のためケニアではもう殆ど見ることが出来なくなってしまったシロサイが、南アフリカ共和国から10数頭の導入され、手厚く保護されています。



 バブーン・クリフから見た湖岸を帯状に縁取るフラミンゴの大群

 人が近づくと、フラミンゴたちは一定の距離を保とうとする

 近くに寄ってみると、非常に臭い

 湖の北側のナクル市内が遠くに見える

 バブーン・クリフのハイラックス

 サイをはじめ陸上の野生生物も見る価値がある


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