新発売 純国産 天然 炭酸水

発泡ミネラルウォーター『くじゅう・よいやな』新発売

 
 

 ヨーロッパでは、ガス入り=発泡性ミネラルウォーターが出荷量の44%を占めるように、炭酸水が一般的です。それは、炭酸泉には明確な生理・薬理作用があるためです。


 実はヨーロッパのガス入りミネラルウォーターといえば、もともと炭酸水をそのままボトリングしたものと思われがちですが、ペリエやサンペリグリノなど多くの有名銘柄は、炭酸ガスを人為的に追加したものが主流です。中には、源水が炭酸水でないミネラルウォーターに炭酸を加えた銘柄すらあります。


 水に溶けた炭酸ガスは、皮膚や粘膜から容易に吸収され、組織や臓器の炭酸ガス濃度を高め、その刺激が細動脈の内皮細胞に一酸化窒素NOの産生を促して、著明な血管拡張・血流増加を来たします。


 ビール(3,000ppm程度)やコーラ(5,000ppm程度)を飲むと「ホッ」するのは、炭酸ガスが自律神経系にも直接働きかけ、緊張の交感神経の興奮を鎮め、消化・吸収・分泌・排泄を司る副交感神経を優位にするからです。おいしい水の要件としても、適度の炭酸ガス(3〜30ppm)が含まれているだけで、飲み口が爽やかになります。


 面白いことに、糖分やアルコールを含まない天然の高濃度炭酸水は、飲む量によって相反する生理作用を起こします。すなわち、少量飲めば消化・吸収・分泌・排泄を司る副交感神経を刺激し、食欲が増し、消化機能を高めますが、逆に500mℓ以上飲むと胃が膨らみ、膨満が求心性に満腹中枢を刺激し、食欲の抑制が得られます。いわゆる炭酸水ダイエットです。


 ヨーロッパでミネラルウォーターといえば、炭酸水を意味するのは、上記の理由の他、炭酸水には脂肪の乳化を促進し、脂っこくこってりした料理に合うのと、硬水が一般的であっても炭酸が入ると飲みやすくなるからです。


 数少ない飲用可能な国産の天然炭酸泉が豊富に自噴する阿蘇野一帯は、大分県・九重連山の東端に位置する黒岳(標高1,586m)斜面の北東山麓にあたり、標高約700mです。大分川の支流阿蘇野川の流れる地域で、ほぼ1km四方に4ヶ所の有料水汲場が集中しており、上流から白泉荘、黒嶽荘、白水(しらみず)鉱泉、よいやな炭酸水です。通称としてこの一帯は炭酸ガスの細かな気泡で水が濁ったように見えるため、白水鉱泉と呼ばれてきました。


 周辺を見ると、阿蘇野川を境に黒岳側の地下水には炭酸が豊富に含まれていますが、反対の花牟礼山側にはありません。もっと上流の男池湧水も炭酸水ではありません。


 一方、黒岳の南東麓=竹田市側には、今水炭酸水、め組炭酸水、それに長湯と七里田の炭酸温泉地帯があります。

 阿蘇野の炭酸水は、いずれも地表もしくは地表近くで自噴しており、湧出量はどこも豊富で毎分数百ℓは下りません。しかし、実際に採水利用されているのは1%にも満たず、もったいないことに、ほぼ全量が利用されずに下流に流されているのです。


 泉温は10℃程度で、遊離炭酸ガス濃度はいずれも炭酸ガス検知管を用いた実測値で2,000ppm前後です。ただし、硬度は下流側ほど高く、白水鉱泉の58から「よいやな」炭酸水の253と軟水から硬水まで多様性があります。帯水層の違いを反映しているようです。


 水汲場の背後は直ぐに黒岳が迫り、天水がしみ込み地下水となる涵養区域一帯は、環境省管轄下の国立公園に指定され、開発が厳しく規制されています。

 そのため工場や住宅地はもとより、過剰施肥による硝酸性窒素汚染等が懸念される農耕地や牧地もないので、農薬や化学物質による汚染がまったく考えられません。


 黒岳は一見すると九重連山中でも珍しく、山頂を含めて全山が自然林で覆われていますが、紀元4世紀、わずか1,700年前の古墳時代の噴火でできた溶岩ドームのため、多孔質な岩石から成る空隙の多い火山岩からなり、傾斜はきつく、川はほとんど伏流しているのです。

 この豊富で低温の伏流水に持続的に供給される火山ガス由来の炭酸ガスが帯水層を流れる地下水に効率良く溶け込むことで、高濃度炭酸水が大量かつ絶えることなく生成されていると考えられます。


 この豊富で、金気を感じさせる鉄やマンガンをほとんど含まない稀有な炭酸水は飲水可能であり、本格的なボトリングによる国産天然炭酸水の市場投入が望まれていました。輸送によってガスが抜け易い「よいやな炭酸水」は、今回ボトリングプラントを炭酸水が自噴する現地に設置することで、2011年12月より本格的に出荷されてきました。冬場のアクセスの悪い時期も、申込ハガキ、電話、FAX,ネット経由の宅配で、全国の希望者に届けることができるようになったのです。



よいやな炭酸水 長期5年保存試験でも無菌状態を保持


 平成19(2007)年7月15日に蛇口から湧出する炭酸水を手締めの2ℓの非耐圧ペットボトルに詰め、常温で室内保存していたよいやな炭酸水を5年目の2012年5月29日に公益法人大分県薬剤師会の検査センターに持ち込み、細菌検査と毒性検査を実施しました。


 その結果、左のように無菌状態を5年間維持しており、災害時用の備蓄水として要求される5年間の長期保存でも、安全に長期保存可能なことが証明されました。


 通常のペットボトルでは、ガス分子が容器を通過してから抜けるため、遊離炭酸ガスの保持は期待されなかったのですが、それでも180ppmも残存していました。驚きです。

 

NHK ためしてガッテン(2013.7.3放映)で紹介された『九州にある炭酸王国』こと九重・阿蘇野の炭酸水地帯

名称:

発売開始と容量:

硬度:

ボトル中の炭酸ガス濃度:

殺菌法:

非加熱・紫外線照射

飲み心地:

炭酸鉱泉によく見られる金気(鉄やマンガン)が含まれていません。爽やかでも味けのない普通の軟水で作った炭酸水より味があります。

全山原生林で覆われた黒岳と

東側山麓の阿蘇野一帯

よいやな水汲場

よいやな水汲場

水汲場に設置された

ボトリング・プラント建屋

くじゅう・よいやな炭酸水は
炭酸入り硬水で飲みやすく
優れたミネラル供給源ですhttp://yoiyana.jp

クリンルーム内の

ボトリング・ライン

よいやな炭酸水の成分表


製品1ℓ当たり


ナトリウム                15 mg

カリウム                     4 mg

カルシウム                73 mg

マグネシウム            18 mg

遊離炭酸                    1,300 mg

実測遊離炭酸値         1,600 mg


pH: 5.4


硬度:253

長期保存試験の結果


室温で5年間保存


細菌数       0 個 / ml

大腸菌群                   陰性

腸球菌            陰性

緑膿菌            陰性

混濁・沈殿物   認めない

重金属      検出しない

遊離炭酸                  180 ppm

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